種子用水稲圃場審査
当JA南部営農経済センター管内の小原種子組合は25日、種子用水稲の圃場審査を行いました。
審査は同組合生産者の採種圃場41か所を対象に行い、生産者、大里農林振興センター、米麦改良協会、農業共済、JA担当者等、計13人が参加しました。
同組合の種子用水稲生産者は12名。品種は「キヌヒカリ」で合計6.3ヘクタール作付けしています。
圃場審査は2期に分けて行われ、今回は出穂期に合わせた第1期目として審査を行いました。
参加者は審査に差が出ないよう、最初の圃場で目合わせを行った後、用意した水稲圃場審査台帳に基づき、2班に分かれ、雑草や雑穂、病害虫被害や倒伏等が無いか確認。大里農林振興センターの技術普及員が審査し、合否を判定しました。
圃場審査終了後には南部営農経済センター会議室にて講評を行いました。
圃場審査に合格しないと種子用の水稲としての出荷が認められないのですが、今回の審査では全圃場が合格しました。
審査を担当した大里農林振興センター農業支援部の細淵健技術普及担当課長は「全体的に生育も良好で穂も揃っていた。引き続き適切な管理を行ってもらいたい」と話しました。
今回の審査結果はJA担当者が取り纏めを行い、各生産者へ通知をします。
今後は第2期の圃場審査を収穫前の成熟期である9月下旬に予定しており、収穫後はJA小原種子センターにて全量荷受けする予定です。