大和芋種芋植え付け作業
妻沼地区にて5月上旬より同地区の特産品である大和芋の種芋植え付け作業が行われています。
利根川により形成された肥沃な土壌が大和芋の栽培に適していることから同地区の特産品として生産されるようになりました。
同地区の大和芋は長芋に比べ粘りが強く、コクがあり味が濃いのが特徴でJA農産物直売所の人気商品。直売所出荷者は約20名で作付面積は約10㌶になります。
大和芋は種芋植え付け時の土壌条件に品質や形状が大きく左右されます。
土を柔らかくするため植え付けの1カ月前には深耕ロータリーで40㌢ほど耕耘し、土壌消毒を行います。
植え付けに使う種芋は自家採取した大和芋を約50㌘に切ったものを使用します。
株間20㌢、畝間70㌢の間隔で専用の植え付け機を使い種芋を植えていき、10㌃あたり約7000個の種芋を使用します。
妻沼小島地区で大和芋を150㌃栽培する小林久次さん(62)久美子さん(61)は「大和芋は消費者が使いやすい棒状に生産できるように気を付けている。夏場の潅水や病害虫防除を徹底し、高品質なものを出荷したい。小麦粉を使わない大和芋だけを使ったお好み焼きなど色々な食べ方ができるので是非試してもらいたい」と話しました。
新芋の収穫は11月頃からはじまります。
収穫後は各生産者が保有する冷蔵庫にて保管されるため、年間を通して同JA農産物直売所に出荷され販売されています。