大和芋の収穫はじまる
当JA管内の妻沼地区にて11月上旬より同地区の特産品である大和芋の収穫作業がはじまりました。
利根川により形成された肥沃な土壌が大和芋の栽培に適していることから同地区の特産品として生産されるようになりました。
同地区の大和芋は長芋に比べ粘りが強く、コクがあり味が濃いのが特徴でJA農産物直売所の人気商品。直売所出荷者は約20名で作付面積は約10㌶になります。
収穫は大型トラクターに芋掘り専用のプラウ(鋤)を付けて行い、芋の肌を傷つけぬよう丁寧に掘り起こした後、手作業でコンテナに詰め、その後、自宅の作業場で規格毎に選別作業を行い出荷します。
収穫した大和芋は自宅にある冷蔵庫に保管し、年間を通して計画的に直売所で販売します。
妻沼小島地区の小林久次さん(63)久美子さん(61)夫妻は大和芋を150㌃栽培しています。
久次さんは「本年産は梅雨明けが早かった影響もあり、夏場の潅水作業が大変だった。土壌の水分量で形状の良し悪しが決まるので潅水が大事。昨年の出荷数量はシーズンを通して約1.5㌧だった。収量や品質は今のところ昨年よりも良いと思う」と話しました。
久美子さんからは「大和芋はすりおろして食べるほかにも、小麦粉を使わない大和芋だけを使ったお好み焼きや、キムチの素で漬けてもおいしい。色々な食べ方ができるので是非試してもらいたい」と調理方法の紹介がありました。
大和芋の収穫は来年3月中旬ごろまで行われる予定。
お歳暮用としても人気の商品で、JA農産物直売所を中心に販売されます。