ビジネスマッチングに関わる青パパイヤ圃場視察
8月19日(金)、当JA管内の青パパイヤの圃場で加工業者を交えたビジネスマッチングに関わる視察が行われました。
加工業者及び農林中央金庫、埼玉県信連、JA担当者が参加しました。
本年6月には農林中央金庫と埼玉県信連が同JA管内の圃場にて青パパイヤの視察を行っており、今回で2回目になります。
今回は農林中央金庫を通じて青パパイヤに興味を示した加工業者が視察に参加しました。
当日は同JA営農部 園芸畜産課担当者が圃場視察の対応を行い、熊谷市における青パパイヤの生産状況等を報告しました。
熊谷産青パパイヤは耕作放棄地の解消等を目的とし、現在約60名が栽培しています。
昨年から本格的に生産が行われ、主に同JA農産物直売所に出荷されています。
青パパイヤは黄色く熟れる前に収穫し、果物ではなく野菜として出荷されます。
青パパイヤに含まれる「パパイン酵素」は酵素の王様と言われ、脂肪やたんぱく質を分解し美容や健康をサポートすると言われています。
医薬品にも指定されている特有成分であり、熱にも強く調理しても機能性が失われないのが特徴です。
参加者は健康志向の消費者をターゲットとした商品展開を軸に、食品や化粧品等の加工品としての可能性について意見交換を行いました。
JA営農部園芸畜産課の太田京介係長は「青パパイヤの生産拡大のため、加工用として原料供給できる企業を探していた。今回の視察でビジネスマッチングが成功し、販路拡大につながれば」と話しました。
今後は収穫時期の9月中旬に今回参加した加工業者へサンプル提供を行い加工品としての適性等について検討していく予定です。