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麦栽培講習会

麦栽培講習会

 当JA西部営農経済センターは2月16日(木)、管内の麦生産者を対象とした栽培講習会を同センター会議室にて行いました。

 生産者や大里農林振興センター、JA担当者が参加しました。

 熊谷市は同一圃場で米麦を栽培する二毛作地帯であり、全国的にみても麦作が盛んな地域。「さとのそら」と「あやひかり」の2品種を作付けしています。

 今回の講習会は麦の品質向上と収量増加を図るために営農経済センターが開催を企画。大里農林振興センターと連携を取り、管内4カ所の営農経済センターが市内全域の麦生産者を対象に開催します。

 今回がはじめての試みで、国の肥料価格高騰対策事業における化学肥料の使用量低減の取り組みである「生育診断における施肥設計」に該当します。

 当日は大里農林振興センター担当者より麦の品質向上と収量増加に向けた肥培管理について話があり、適正な施肥や播種、追肥や麦踏を中心に説明がありました。

 また、JA担当者からはスズメノテッポウやヤエムグラ等の雑草防除と、土壌診断の必要性ついて説明がありました。

 その後、麦の圃場に出向き、耕深を十分に確保することの必要性や、土の深さの測り方について講習を行い、参加者は施肥の状況を把握した上で麦の根の状態を確認していきました。

 今回の栽培講習会を提案した、西部営農経済センターの営農相談員である山岸雅臣職員は「麦の産地として生産者に更なる品質向上と収量増加を目指してもらうため講習会を提案した。今後も麦の生産地として見本となるように誇りをもって栽培していただきたい」と話しました。