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青パパイアの収穫はじまる

青パパイアの収穫はじまる

 熊谷市で9月上旬から青パパイアの収穫作業がはじまりました。

 青パパイアは黄色く熟れる前に収穫し、果物ではなく野菜として出荷します。特有成分である「パパイン酵素」等を含むことから酵素の王様と言われ、様々な健康効果が期待できる食材です。

 同市妻沼小島地区で青パパイアを10アール生産する小林正博さん(75)は、5日から収穫をはじめました。

 25年産は夏場の高温の影響で、例年に比べ約20日収穫が遅れました。10月に最盛期を迎え、霜が降りる前の11月下旬まで収穫が続く予定。24年産の出荷実績はシーズンを通して約1.3トンでした。

 1個600グラム以上を目安に収穫し、当JA農産物直売所ふれあいセンター妻沼店等に出荷。地元のスーパーや都内のタイ料理レストラン等にも販売し、好評を得ています。

 小林さんは「熊谷青パパイヤ研究会」の副会長も務めています。同研究会は、青パパイアの特産化とブランド化を目的に22年に設立しました。生産者、料理研究家、野菜ソムリエなど幅広い分野の会員が在籍します。毎年11月に開かれる熊谷市産業祭でも青パパイアのPR販売を行っています。

 小林さんは「青パパイアの認知度向上のため、レシピを同封するなど工夫をしながら販売している。今後も、形状や出来栄えにこだわりながら生産を続けていきたい」と話していました。

 JA園芸畜産課の太田京介係長は「青パパイアは市場出荷も行っている。JAとしてもPRし取扱量を増やしていきたい」と話しました。