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農福連携の取り組みはじまる

農福連携の取り組みはじまる

 当JA北部営農経済センターの妻沼中央集出荷所で、10月下旬から農福連携の取り組みがはじまりました。

 熊谷市妻沼地区のキュウリ生産農家が、労働力の確保や労働時間の緩和を目的にJAに農福連携を提案。2021年春から、地元の福祉施設の埼玉福興株式会社やJA全農さいたま、市場と連携し、キュウリの袋詰めをはじめました。

 農福連携の取り組みは、3月中旬からの春夏キュウリ、4月下旬からのニンニクと合わせて現在年3回行っています。

 作業は出荷所内にある作業場で行います。農福連携用の規格にわけたキュウリを生産者が搬入し、埼玉福興等の企業から派遣された参加者がそれぞれ決められた役割に沿って作業します。

 袋にキュウリを3本ずつ詰め、専用のダンボールに14袋入れていきます。1回の作業で平均25ケース作り、県内の市場に出荷します。24年産の秋冬キュウリは農福連携の取り組みで802ケース出荷しました。

 農福連携の参加者は「袋に入れる本数や箱への詰め方など間違えないように気を遣うので大変だが、楽しくできてやりがいもある」と話していました。

 北部営農経済センターの新島匠さんは「農福連携を通じて作業を委託することで、生産者の作業時間が大幅に短縮できる。労力削減の選択肢の一つとして今後も活用してもらいたい」と話しました。

 キュウリの袋詰め作業は12月中旬頃まで続く予定です。