種子用水稲圃場審査
熊谷市江南地区の小原種子組合は26日、種子用水稲の圃場審査を行いました。
審査は同組合の採種圃場15か所を対象に行い、生産者、大里農林振興センター、埼玉県農業共済組合、全農埼玉県本部、当JA南部営農経済センター担当者が参加しました。
同組合の種子用水稲生産者は5人。品種は「キヌヒカリ」で合計2ヘクタール作付けしています。
圃場審査は2期に分けて行い、今回は出穂期に合わせた第1期目として審査を行いました。
参加者は審査に差が出ないよう、最初の圃場で目合わせを行った後、用意した水稲圃場審査台帳に基づき、雑草や雑穂、病害虫被害や倒伏等が無いか確認。大里農林振興センターの技術普及員が審査し、合否を判定しました。
圃場審査に合格しないと種子用としての出荷が認められませんが、今回の審査では全圃場が合格しました。
圃場審査に参加した南部営農経済センターの長原寛八係長は「全体的に生育は良好。引き続き適切な管理を行い、高 品質な種子用水稲を生産してもらいたい」と話しました。
今後は第2期の圃場審査を収穫前の成熟期である9月下旬に予定しており、収穫後はJA小原種子センターにて全量荷受けする予定です。