種子用小麦検査
7月27日(水)、28日(木)の2日間、南部営農経済センターの江南集出荷所にて種子用小麦の検査が行われました。
生産者や大里農林振興センター、埼玉県米麦改良協会、埼玉県農業共済組合およびJA担当者が参加しました。
熊谷市の種子用小麦は江南地区の小原種子組合が生産を行っており、埼玉県から採取圃として指定を受けた圃場で生産されたものが対象となります。
本年産は種子組合生産者13名が品種「あやひかり」の種子用小麦を20・8㌶作付けしました。
検査は同営農経済センターが管理する小原種子センターで荷受けしたものを対象に行い、受検袋数は当初の計画数量2080袋を上回る2149袋(1袋30㌔)になりました。
種子用小麦は通常の小麦と違い1袋ずつ袋を開けて検査を行うため、参加者たちが協力しながら準備等を行いました。
検査はJAの農産物検査員4名が種子用小麦の形状や色、整粒歩合等を確認しながら行い、受検した全てが種子用小麦として合格しました。
同営農経済センターの小沼治樹所長は「6月2日(木)の降雹の影響もなく、全量種子用小麦として合格してよかった。今後も種子用小麦の生産地として良質な種子生産に向け指導等を行っていきたい」と話しました。
今回検査した種子用小麦はJA倉庫にて保管された後、全農埼玉県本部を通し播種期にあわせて県内の産地に順次出荷される予定です。