秋冬ブロッコリー順調に出荷
熊谷市江南地区の生産者部会である南部露地野菜共販組合は、同地区の特産品である秋冬ブロッコリーの出荷を行っています。
同部会の秋冬ブロッコリーは10月上旬から県内市場を中心に出荷がはじまり、11月上旬のピーク時には1日約2トンの出荷がありました。
昨年はシーズンを通して合計約68トンの実績があり、本年産も昨年と同数程度の出荷量を見込んでいます。
同部会の会長である吉田一豊さん(69)は、秋冬ブロッコリーを約70アール生産しています。
品種は低温伸張性に優れる「おはよう」を中心に栽培。播種前の7月に土壌診断結果に基づいた施肥面談を行い、全農埼玉県本部のブランド野菜である「菜色美人」として出荷しています。
吉田さんは「本年産は夏場の高温の影響も少なく順調で、品質や収量も良好だ」と話しました。
収穫したブロッコリーは調製作業と箱詰めを行った後、JA江南集出荷所へ出荷します。
出荷所を担当する、南部営農経済センターの女ヶ沢孟士係長は「本年産は例年に比べ出荷が前倒しになっている。今後も産地として高品質なブロッコリーの生産に取り組んでほしい」と話しました。
同部会の秋冬ブロッコリーは来年2月頃まで出荷される予定です。