秋冬キュウリ最盛期
熊谷市妻沼地区の生産者組織、熊谷市めぬま園芸振興協議会ハウス部会の秋冬キュウリが出荷の最盛期を迎えます。
同部会では9月上旬から無加温キュウリ、9月下旬から加温キュウリの出荷がはじまり、10月下旬にピークを迎える予定。23年産はシーズンを通して、合計約170トンの出荷がありました。
同部会に所属する長井久延さん(48)は、9月2日より無加温キュウリの出荷をはじめました。現在は加温キュウリの出荷もはじまり、日々収穫作業に追われています。
生産するキュウリの品種は「まりん」。耐病性が高く、節成りが良いのが特徴。15アール栽培しており、ピーク時には1日50~60ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込みます。
23年の秋には、増収と品質向上のため、光合成を促進させる炭酸ガス発生機を導入。環境制御を行いながら生産を続けています。
長井さんは「天候不順や高温による生育への影響を心配したが、現在は概ね順調。今後も天候に注意しながら栽培管理を行っていきたい」と話しました。
JA北部営農経済センターの営農相談員である山口由宏さんは「引き続きJAとして適切なサポートを行っていきたい。今後も、天候に負けず順調に出荷量が増えていってほしい」と話しました。
同部会の秋冬キュウリは来年1月下旬まで県内市場を中心に出荷される予定です。