神饌田にて抜穂祭・稲刈り体験
9月25日(日)、当JA管内三ヶ尻地区の鶴岡八幡宮神饌田にて、抜穂祭(ぬいぼさい)および稲刈り体験が行われました。
同地区は1183年(寿永二年)に征夷大将軍源頼朝公により鶴岡八幡宮の御神領と定められました。
平成18年に永らく途絶えていたご縁を復活し、鶴岡八幡宮の御神前に約800年ぶりに三ヶ尻産の新米を献上しました。
それ以来、鶴岡八幡宮の分祠として崇敬される三ヶ尻八幡神社が中心となり、地域関係者や三尻小学校、籠原小学校、熊谷西小学校の児童および本社鶴岡八幡宮子供会「鶴の子会」が参加し、田植えと稲刈りを行ってきました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により過去2年は規模を縮小しての開催となりました。
今回は3年ぶりに「鶴の子会」の子どもたちを迎え、市内小学生、地元の有志等の協力を得て抜穂祭および稲刈り体験を行いました。
当日は6月下旬に田植えを行った神饌田にて抜穂祭を斎行し、かすり着物を着た刈女(かりめ)姿の児童8名が、たわわに実った稲を丁寧に刈り取りました。
その後、約320名の参加者による稲刈り体験が行われました。
水田の所有者である重田文雄さん(75)は「台風の影響もなく良い天気の中、稲刈り体験ができてよかった。遠い鎌倉からも子供たちが来てくれたので、存分に稲刈りを楽しんでもらいたい」と話しました。
刈り取った米は鶴岡八幡宮に献上され11月の新嘗祭にて神前に供えられる予定です。