熊谷ブランド「晴れまち」
熊谷市は農業、商業、工業のさらなる発展を目的とした独自ブランド「晴れまち」の取り組みを進めています。ブランド化を通じて同市の産品の魅力を発信する狙いです。
農業委員会や当JA、商工会議所等の市内の関係団体と検討を重ね、2025年3月から地域ブランドとして動きはじめました。
『こころ、晴れる、モノ語り』をコンセプトに掲げ、快晴日数の多さからブランドのネーミングを「晴れまち」とし、ロゴマークは同市の発展に不可欠な「太陽」「川」「大地」などをモチーフにしました。
同ブランドは市内の生産を守る「継承」を目的とした「指定品」と、新たな「発掘」を目的とした「認定品」からなります。
「指定品」は「農業(FARM)」「商業(GIFT)」「工業(PRODUCT)」の3つに分け市が指定します。
先行して取り組みが進んでいる農業分野の「晴れまちFARM」では、米、麦、ネギ、ニンジン、ヤマトイモ、ブロッコリー、いちご、ぶどう、ブルーベリー、栗の10品目を市が指定。WEB上に専用サイトを設け、生産者を通じた指定品のPRを行うとともに、ブランドを一緒に盛り上げる「晴れまちクルー」も募集します。
「認定品」は年に一度、事業者が独自にブランド化を図る熊谷らしさを持った産品を市が募集します。審査を経て認定された産品を「晴れまち」ブランドとして発信します。2025年は11月26日から公募をはじめました。
「晴れまち」のアドバイザーを務める、野菜ソムリエでノライエ株式会社の牧野悦子代表は「熊谷には美味しいものがたくさんある。今回の取り組みは魅力的な産品を多くの人に知ってもらうチャンスになるのでは」と期待を寄せます。
同じくアドバイザーでロゴマークやWEBサイトのデザインを担当した株式会社うぇぶ屋の宮迫功次代表取締役は「ブランドのコンセプトが伝わりやすいようにWEBサイト等のビジュアルを設定した。取り組みを通じて暑い熊谷の熱い思いを持った生産者が紹介できればうれしい」と話しました。
「晴れまち」を担当する同市農業政策課の夏目雄介主事は「農業、商業、工業のオール熊谷で今後もブランド化を進め、最終的には熊谷から世界に向けて『晴れまち』を発信していきたい」と力を込めました。
現在行っている「認定品」の公募は2026年1月30日まで申請を受け付けます。2月上旬の審査会を経て3月中に公表する予定です。
