無選別ねぎの調製作業はじまる
当JA管内で1月上旬より、加工用無選別ねぎの調製作業がはじまりました。
無選別出荷は、規格の簡素化による生産者の労力軽減を目的として20年1月から行われています。
当JA園芸畜産課が管内の米麦農家に提案したのがはじまりで、品目は米麦農家が比較的作業のしやすい冬場に合わせ、秋冬ねぎを選びました。
24年度は5件の農家が参加し、作付面積は合計80アール。3月上旬までに17トンの出荷を予定しています。
熊谷市内の農業法人である株式会社太陽ファーム奈良は9日から調製作業をはじめました。
ねぎはJAの出荷規格B品以上のものが対象で、長さ、太さ、曲がり、葉の枚数に制限はありません。専用のコンテナに内容量15キロ以上詰めて、全農埼玉県本部の青果ステーションに出荷します。
初日は、30ケース分のねぎを調製。今後は出荷スケジュールに沿って、2月下旬までに計270ケースの出荷を見込みます。
太陽ファーム奈良の代表を務める田中輝久さん(74)は「掘り取りからコンテナ詰めまでの一連の作業を社員全員で行った。市場出荷用のねぎに比べ調整に時間がかからないため効率的。良い取り組みだと思う」と話しました。
園芸畜産課の太田京介係長は「無選別であれば規格の簡素化により無駄のない出荷ができる。今後も生産者のニーズに合わせてこの取り組みを提案していきたい」と話しました。