江南産ブルーベリーを使った「雪くま」が登場
熊谷市で江南地区の特産品のブルーベリーを使った「雪くま」の販売がはじまりました。暑い街熊谷を冷やすオリジナル商品として多くの客から好評を得ています。
「雪くま」は2006年に誕生した同市のご当地かき氷。熊谷の水で作った貫目氷を雪のようにふんわりと削り、各店が独自に作った自慢のオリジナルシロップをかけて販売しています。熊谷産のイチゴやブドウなどの食材を使った商品もあり幅広い年代から人気があります。
今年の5月に熊谷市産業振興部商業観光課内にある「雪くま」のれん会事務局が、江南地区のブルーベリーを使った「雪くま」を企画。市内の「雪くま」提供店舗30か所に話を投げかけ、従来から江南産のブルーベリーを使っていた「こうなん農産加工倶楽部なご味」に加え、今回から新たに5店舗が取り組むことになりました。
ブルーベリーはJAくまがや農産物直売所ふれあいセンター江南店を通じて購入し、購入金額は1店舗4キロを上限に同市が補助する予定です。
市内の和洋菓子店「御菓子司 三河屋」は今年から江南産ブルーベリーを使った「雪くま」を販売しています。
株式会社明治とコラボした「雪くま」の商品「ヨーグルトみるく」に江南産ブルーベリーをトッピングとして使用。1杯1100円(税別)で販売します。
ブルーベリーの他にも熊谷産のイチゴ等、彩り豊かなフルーツもトッピング。器の下に入ったヨーグルトの酸味と、氷の中のイチゴジャムと自家製練乳の甘みがマッチし、同店で9種類ある「雪くま」の中でもトップクラスの人気を誇ります。
「ヨーグルトみるく」を食べた来店者は「外はさっぱり、中は濃厚で、味のグラデーションを感じることができてとても美味しい。ヨーグルトとブルーベリーの相性も抜群。熊谷の暑い夏にピッタリだと思う」と笑顔を見せていました。
三河屋の代表、石川雄太さん(44)は「当店は地元に密着する個人経営の店舗。今回のような地産地消の取り組みは積極的に行っていきたいと思っている。『雪くま』のほかにも江南産ブルーベリーを使ったタルトも販売している。地元の食材を使った商品を多くの方に食べてもらいたい」と話しました。今後は、ブルーベリーを使った自家製シロップの制作も予定しています。
「雪くま」を担当する商業観光課の贄田敦嗣さん(38)は「夏が収穫期である採れたてのブルーベリーを『雪くま』に使ってもらえればと思い企画した。爽やかな味を楽しんでもらいたい」と話しました。
