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気候変動に伴うネギの品種比較検討会

気候変動に伴うネギの品種比較検討会

 当JAは23日、熊谷市妻沼地区の圃場で、昨今の気候変動に伴うネギの品種比較検討会を開きました。生産者や大里農林振興センター、全農埼玉県本部、種苗メーカー、JA担当者が参加し意見を交換しました。

 暑い街として知られる同市では、夏場の猛暑による生育への影響で、ネギの出荷時期が年々遅れています。

 販売単価の高い年内の11月から安定的に出荷ができるように、ネギの品種選定等について生産者からJAに要望があり、作付け及び管理体系を見直すため、生産者の協力のもと栽培試験を行いました。

 同地区のネギ生産者2人に協力を仰ぎ「項羽」「大地の響き」「夏の宝山」等、合計6品種のネギを試験的に栽培。関係者協力のもと、3月に播種し5月に定植作業を行いました。

 検討会では関係機関から各品種の特性や今後の栽培管理等について話があり、生産者は熱心に耳を傾けていました。

 検討会に参加した、JA北部営農経済センターの営農相談員、永倉恒輝係長は「近年の暑さの影響でネギの管理作業が遅れている。年内に出荷できるような品種の選定を行い、生産者の経営安定につなげてもらいたい」と話しました。

 今後は11月上旬に掘り取り試験を予定しています。