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栗出荷はじまる

栗出荷はじまる

 熊谷市江南地区の江南栗生産出荷組合は30日、栗の初出荷に伴い、当JA小原集出荷所で出荷調製作業を行いました。

 江南地区は栗の生産が盛んで、生産者40人が、合計8.4ヘクタール栽培しています。

 「丹波」「筑波」等の品種からなる早出しの赤栗や、皮の剝きやすさが特徴の「ポロタン」、9月中旬から出荷がはじまる「利平」を生産しており、昨年の出荷量の合計は約6.8トンでした。

 また、同組合の栗は、埼玉県特別栽培農産物の認証を受けており、節減対象農薬および化学肥料(窒素成分)を慣行の5割以下に減らして栽培を行っています。

 出荷作業は月・水・金曜日の週3日行います。選別機で規格毎に選別した後、計量作業を行い、その後、1キロネットに詰め、出荷用ダンボールに入れて市場に出荷します。

 市場の他にも9年前より加工用として県外にも出荷をしています。

 当日、栗を出荷した生産者の志村武さん(73)は「本年の初出荷は昨年より2~3日遅れた。高温の影響も心配されるが、品質・収量ともに平年並みを見込んでいる」と話しました。

 JA南部営農経済センターの稲村茂係長は「今後も適切な管理を行い、高品質な江南地区の栗を出荷してもらいたい」と話しました。

 同組合の栗は9月下旬にピークを迎え、出荷量は日量1トンを超える見込みです。10月上旬まで市場を中心に出荷される他、当JAふれあいセンター江南店等の農産物直売所でも販売する予定です。