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栗の出荷がはじまりました

栗の出荷がはじまりました

 熊谷市江南地区の江南栗生産出荷組合は8日、栗の初出荷に伴い、関係機関立会いのもと当JA小原集出荷所で出荷調製作業を行いました。

 同組合の栗は9月下旬にピークを迎え、最盛期の出荷量は日量1トン近くになる見込みです。

 10月末まで市場を中心に出荷する他、農産物直売所ふれあいセンター江南店や加工用として県外の業者への出荷も予定しています。

 江南地区は栗の生産が盛んで、生産者39人が、合計約8ヘクタール栽培しています。

 「丹波」「筑波」等の品種からなる早出しの赤栗や、皮の剝きやすさが特徴の「ポロタン」、9月中旬から出荷がはじまる「利平」を生産しており、24年産の出荷量の合計は6.8トンでした。

 また、同組合の栗は、埼玉県特別栽培農産物の認証を受けており、節減対象農薬および化学肥料(窒素成分)を慣行の5割以下に減らして栽培を行っているのも特徴です。

 出荷作業は月・水・金曜日の週3日行います。選別機で規格毎に選別した後、計量作業を行い、その後、1キロネットに詰め、出荷用ダンボールに入れて市場に出荷します。

 初日は、赤栗67キロ、ポロタン140キロの出荷がありました。

 当日は、大里農林振興センター、全農埼玉県本部、市場、JA担当者も初出荷に立ち合い、販売情勢や市場情勢、今後の管理について生産者に伝えました。

 園芸畜産課の太田京介係長は「25年産の栗は、高温や少雨の影響により、例年に比べ約10日出荷が遅れた。今後も適切な管理を行い、高品質な江南地区の栗を出荷してもらいたい」と話しました。