春夏キュウリ出荷続く
熊谷市妻沼地区の生産者部会の熊谷市めぬま園芸振興協議会ハウス部会で春夏キュウリの出荷が続いています。
2月下旬から加温の出荷がはじまり、4月中旬からは無加温の出荷もはじまる予定。5月上旬のピーク時には、加温、無加温合わせて一日1000ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込みます。
同部会で加温キュウリを生産する青木武夫さん(76)は、同地区で50年以上キュウリを生産しています。
節成り性が高く、食味が良好な品種「まりん」を10アール作付けしており、本作は1月下旬に定植しました。
青木さんは「根を効率的に発生させ健全な成長を促進させるため、発根促進剤を使って生産に取り組んだ。定植時の天候に恵まれたこともあり、現在の生育は順調。例年に比べ品質、収量ともに良好だ」と話しました。
青木さんは毎朝6時から奥さんと一緒に収穫作業をはじめます。収穫したキュウリは自宅の作業場へ運び、規格ごとに分けて箱に詰めます。その後、当JA北部営農経済センターの妻沼中央集出荷所に出荷します。
出荷所を担当する北部営農経済センターの堀越雄介さんは「今後、気温が上がると病害虫の発生が懸念されるが、適切な防除をしっかりと行い、引き続き高品質な春夏キュウリを出荷してもらいたい」と話しました。
同部会の春夏キュウリは7月上旬頃まで県内市場を中心に出荷される予定です。