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春こかぶ最盛期

春こかぶ最盛期

 熊谷市妻沼地区で春こかぶの収穫作業が最盛期を迎えています。

 同地区の春こかぶは利根川沿線の肥沃な土壌で生産され、みずみずしくとても柔らかいのが特徴。市場からの評価も高く、同地区の春を彩る野菜として当JAの農産物直売所でも人気です。

 同地区の定方翔吾さん(35)は、春こかぶを40アール生産しています。

 収穫時期をずらすため、12月上旬から1月上旬の間、4回に分けては種を行いました。

 本作は12月の降雨が少なく、1~2月に気温が低かったため生育が遅れ、例年より約2週間遅い13日からの収穫となりました。

 定方さんは「乾燥による割れを心配したが特に被害がなく安心した。ロスも少なく収量も多いため、現在は作業が追い付かないくらい忙しい」と話していました。

 収穫作業は朝7時から行います。ほ場で春こかぶをコンテナに詰め、自宅の作業場に運び、家族やパートと協力しながら、調製や洗浄をします。その後、ダンボールに詰め、JAの妻沼中央集出荷所等に出荷します。

 3月下旬のピーク時には、1日約1300束(1束3~7個)の収穫量を見込み、出荷は4月中旬まで続く予定です。

 出荷所を担当する北部営農経済センターの堀越雄介さんは「妻沼地区の春こかぶは、柔らかく葉の部分までおいしく食べられる。農家の高齢化等により作付面積は減ってきているが、JAとして面積の維持や拡大に努めていきたい」と話しました。