早播き水稲種子温湯消毒
3月11日(金)、南部営農経済センターで、同管内生産者および農業共済・JAの相互協力により、早播き水稲種子の温湯消毒が行われました。
熊谷市の水稲は通常4月下旬ごろの播種が一般的ですが、一部の地域では約1カ月早く播種をします。今回はその早播き水稲の種子を対象とした温湯消毒を行いました。対象品種はコシヒカリ・彩のきずな等です。
網袋に種子を4㌔入れ、60度の温湯で10分間消毒することにより、いもち病・もみ枯細菌病・イネシンガレセンチュウ・ばか苗病の防除効果が見込まれます。
早播き水稲種子の温湯消毒は毎年この時期に行っており、今回は13件、約460㌔の種子が対象となりました。
同センター小沼治樹所長は「早播き水稲は3月下旬に播種し4月下旬に田植え、9月上旬には収穫される予定です。温湯消毒で水稲種子の防除をすることにより、種子消毒用の農薬を使用しなくてよいため、より安全・安心です。」と話しました。