妻沼産野菜を大学航空部に提供
熊谷市妻沼地区の農家、新井宗一さん(59)は、同地区でグライダーに乗る大学航空部の部員に、自身が育てた野菜を提供しています。
利根川河川敷に広がる公益財団法人日本学生航空連盟の妻沼滑空場は、学生グライダーの聖地と呼ばれ全国的にも有名。グライダーの滑空時間、飛行回数ともに日本一を誇り、多くの大学生が日々、飛行訓練に励んでいます。
新井さんの知人が妻沼滑空場でグライダーに乗っていたことがきっかけで、3年前から学生たちに野菜を差し入れするようになりました。
野菜の種類は、キュウリをメインにナスや白菜、キャベツなど。千葉工業大学と関東学院大学の航空部に提供しています。
千葉工業大学航空部3年の羽渕幹人さん(20)は「自分が入部した時から新井さんから野菜をいただいている。夏場はキュウリを朝づけにして塩分補給をしている。合宿所でも料理に使わせてもらい本当に感謝している」と話しました。
新井さんは「航空部の部員は自分の子供と同じ世代。美味しい妻沼産の野菜をたくさん食べてもらいたい気持ちから提供するようになった。これからも安全第一でグライダーを楽しんでもらいたい」と話しました。
