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妻沼産ニンジン収穫最盛期

妻沼産ニンジン収穫最盛期

 熊谷市妻沼地区でニンジンの収穫作業が最盛期を迎えています。

 利根川沿線の肥沃な土壌で育った同地区のニンジンは、市場からの評価も高く当JAの直売所でも人気の商品です。

 熊谷市大野の鈴木吉明さん(75)は、ニンジンを20アール生産しています。

 品種は形状、根色、収量性に優れる「彩誉」。1月上旬に播種し、水分を保つためトンネルの中にマルチを貼って発芽を促しました。発芽を確認したらマルチを撤去し、換気作業を経て4月中旬にトンネルをはずした後、5月中旬から収穫をはじめました。

 収穫作業は妻と二人で行います。はじめに草刈り機で、ある程度葉を刈り取った後、トラクターに鋤を付けてニンジンを掘り上げます。掘り上げたニンジンは葉切り機で葉を切った後、コンテナにつめて自宅の作業場に運びます。

 作業場では洗浄や選別作業をすべて専用の機械で行い、ダンボールに詰めた後、当JAの出荷所に出荷します。

 鈴木さんは「本年産のニンジンの出来は良好。一番気を使っている発芽率も高く、収穫時の形状も良かった。5月下旬のピーク時には1日60ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込んでいる」と話していました。

 出荷所を担当する北部営農経済センターの櫻井庸介さんは「妻沼産のニンジンはほどよい柔らかさが特徴。天ぷらやきんぴらなど色々な料理に使える。とても美味しいので多くの人に試してもらいたい」と話しました。

 鈴木さんのニンジンは県内市場を中心に6月中旬まで出荷される予定です。