埼玉県オリジナルいちご「べにたま」
熊谷市万吉の関口裕美さんは、当JAの直売所を中心に埼玉県オリジナルいちご「べにたま」を出荷しています。
「べにたま」は果皮が傷みにくく、輸送性に優れており、高糖度でさわやかな酸味が特徴。「かおりん」「あまりん」につぐ埼玉県オリジナルの新品種として県農業技術研究センターが育成し、23年から県内で試験的に栽培がはじまりました。
関口さんは7年前に地元のイチゴ農家や大里農林振興センターからノウハウを学びながらイチゴの栽培をはじめました。現在は「べにたま」の他に「あまりん」「紅ほっぺ」を土耕で5アール栽培しています。
「べにたま」は9月末に定植作業を行い、12月下旬から収穫をはじめました。1月末から2月中旬のピーク時には「あまりん」「紅ほっぺ」とあわせて1日20パック(1パック約250グラム)の出荷を見込んでいます。
関口さんは「土耕栽培は、温度がゆっくりあがり熟成に時間がかかるため、甘みも増し味が良くなる。今後は『べにたま』の生産割合を増やしていきたい」と話していました。
JA南部営農経済センターの営農相談員である長原寛八係長は「埼玉県を代表するブランド品種を多くの人に味わってもらい『べにたま』がさらに盛り上がってほしい」と話しました。
関口さんの「べにたま」は、5月の連休頃まで当JAの直売所ふれあいセンター箱田店の店頭に並ぶ予定です。