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加工用ねぎ無選別出荷

加工用ねぎ無選別出荷

 熊谷市内の農業生産法人である有限会社中条農産サービスは17日、加工用無選別ねぎの調製作業を行いました。

 加工用ねぎの無選別出荷は、規格の簡素化による生産者の労力軽減を目的として行われ、元々米麦を中心に生産する中条農産サービスに、当JA園芸畜産課が提案しました。

 品目は、米麦農家が比較的作業のしやすい冬場に合わせて、秋冬ねぎを生産しています。

 この取り組みは、令和2年1月からはじまり、今回で4年目。令和5年産は約75アールの作付けがあり、約17トンの出荷を予定しています。

 出荷前の調製作業は、長ねぎ用の根葉切り皮むき機を使います。

 JAの出荷規格でB品以上のねぎが対象になり、長さ、太さ、曲がり、葉の枚数に制限はありません。

 専用のコンテナに内容量15キロ以上詰めて、全農埼玉県本部の青果ステーションに出荷します。

 中条農産サービスの代表を務める石原喜平さん(69)は「普段は米麦を中心に生産しているため、通常の青果物の出荷は手間がかかり取り組めない。無選別のねぎであれば対応できるため助かっている」と話しました。

 園芸畜産課の太田京介係長は「令和5年産のねぎは猛暑の影響により生育にばらつきがあったが、無選別であれば、規格の簡素化により無駄のない出荷が可能になる。今後もこの取り組みを広げていきたい」と話しました。

 無選別出荷の取り組みは2月下旬まで行われる予定です。