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冬至用「ロロン」試食会

冬至用「ロロン」試食会

 当JAは19日、園芸畜産課の事務所で12月出荷用のラグビーボール型カボチャ「ロロン」の試食会を開きました。

 生産者や市場、大里農林振興センター、JA担当者が参加しました。

 当JA管内では熊谷市がラグビーの盛んな地域であることから、2020年よりラグビーボール型に成長するカボチャ「ロロン」の市場出荷を行っています。

 従来 「ロロン」の収穫時期は夏ですが、生産者より、需要が高い冬至の時季を狙い12月に収穫する「ロロン」を生産できないかと提案がありました。

 これを受けて、園芸畜産課と営農経済センターのTAC(営農相談員)が中心となり、JAが管理する市民農園の空区画を使い冬至用「ロロン」の試験栽培をはじめました。

 同時に「ロロン」の出荷実績がある生産者3人にも試験栽培を依頼しました。

 今回の試食会では11月下旬に収穫した「ロロン」を煮物にして関係者が味見をしました。

 試食会に参加した、株式会社熊谷青果市場の羽鳥一広取締役は「あくまで消費者が求めているのは味。今回の試食会を通して味についてはクリアしていることを確認した。冬季はラグビーのリーグも行われている。冬至用の『ロロン』もあわせてPRできればと思う」と話していました。

 試験栽培に協力した生産者の市川晃さん(83)は「夏用の『ロロン』の栽培は熟知してきたが、今回は冬用ということで定植時の暑さ対策など気を使った。生育も順調で味についても市場から合格点がもらえたので良かった」と話しました。

 今回の試食会の結果を受けて、来年は本格的に冬至用「ロロン」の生産を推進し、市場出荷につなげていく予定です。