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令和7年度麦類赤かび病防除

令和7年度麦類赤かび病防除

 熊谷市で4月上旬より令和7年度麦類赤かび病防除がはじまりました。

 労力の軽減、作業効率の向上を目的とした無人ヘリでの防除は今年で20年目。広域に同時に農薬を散布することにより、均一な防除効果が期待できます。

 当JA東部営農経済センターは7日、ビール大麦を対象とした無人ヘリでの防除を行いました。

 ビール大麦の品種は「ニューサチホゴールデン」で、従来の「彩の星」から25年産より全面切り替えを行いました。 

 同センター管内では、事前にビール大麦の圃場を巡回し、防除の日程を決めます。穂揃い期から10日後を目安に農薬を散布するため、圃場ごとの生育具合に合わせ3回に分けて防除を行います。

 当日は、21.7ヘクタールの圃場に「トップジンMゾル」の8倍液を散布。散布することで病原菌の増殖が抑えられ、病気の進行が止まるとともに予防の効果も見込まれます。

 作業に参加した同センターの志村洋平所長補佐は「赤かび病のリスクを減らすため、毎年無人ヘリを使った防除を行っている。熊谷産の麦類の品質向上のために広域防除は重要だと思う。農業の高齢化が進む中、空中散布による作業の効率化を図っていきたい」と話しました。