久下小学校「ロロン」苗植え体験
熊谷市立久下小学校は14日、同校敷地内の圃場で、ラグビーボール型カボチャ「ロロン」の苗植え体験を行いました。当JA佐久良支店と東部営農経済センターの職員も地域連携活動として参加しました。
「ロロン」はラグビーボール型に生育するカボチャの品種で、熊谷市がラグビーの盛んなことにちなんで同市で20年から市場出荷を行っています。
同校の金子聖教頭が、地元の特徴的な農産物を児童たちに育ててもらいたいと「ロロン」の苗植え体験を企画。24年から同校の農業体験に参加している当JAに協力を依頼しました。
今回使った「ロロン」の苗はJAからの紹介で「ロロン」を栽培している同市の鯨井義之さん(44)が提供。体験当日も講師として参加することになりました。
体験では、鯨井さんが同校の児童125人に「ロロン」の特徴や栽培方法などを説明。その後、提供した14個の苗を児童たちがグループに分かれ協力しながら植えていきました。
鯨井さんは「児童たちと農業を通じて交流することで、食の大切さを伝えたいと思った。今回は個人で参加したが、今後は自身が所属する青年農業者組織『JAくまがやアグリユース』で参加できればうれしい」と話しました。
同校の金子教頭は「今回の体験を通じて、児童たちが野菜作りに興味をもってもらい、自分の口に入る食べ物がどのように育つのかを学んでもらいたい」と話しました。
今後は、5月中旬に「ロロン」の親つる摘心や、つるの誘引作業を予定しています。
