丸系八つ頭出荷最盛期
熊谷市で丸系八つ頭の出荷が最盛期を迎えています。
24年産は19人の生産者が40アール作付けし、シーズンを通して1.7トンの出荷量を見込んでいます。
丸系八つ頭は、埼玉県オリジナルの系統で、大きくて丸い形と、ホクホクとした食感が特徴。同市では、平成24年から生産がはじまりました。
熊谷市須賀広の髙橋香子さんは、丸系八つ頭を5アール生産しています。
収穫前に作業がしやすいように草刈り機で葉を切り、その後、芋掘り機がついたトラクターで芋を掘り起こします。
掘り起こした芋は、付着した泥を取りやすくするため、ハウスで約2週間乾かしたのち、専用の機械で根を切り、調製、選別します。
その後、当JA江南集出荷所や農産物直売所へ出荷します。
髙橋さんは「24年産は品質、収量ともに良好。夏場の灌水に気を付けた結果、揃いの良い大きいものができた。おすすめの食べ方は煮物。我が家ではお正月の縁起物として、おせち料理にかかせない」と話していました。
JA園芸畜産課の小林宗人課長待遇は「埼玉県オリジナルの八つ頭をたくさんの方に食べてもらい、存在とおいしさを知ってもらいたい」と話しました。
丸系八つ頭は、12月上旬まで出荷が続く予定です。