レタスの出荷はじまる
熊谷市妻沼地区の生産者組織の熊谷市めぬま園芸振興協議会ハウス部会でレタスの市場出荷がはじまりました。
同部会では無加温キュウリの生産者が、ハウスが空く時期の収入源として、レタスの生産に取り組んでいます。
出荷は1月下旬から県内市場を中心に始まり、3月上旬まで続く予定です。
同部会の金谷栄さん(78)は孫の一希さん(30)と一緒にハウスでレタスを10アール生産しています。
栽培する品種は結球性と低温伸張性に優れる「トリガー」。今作は24年10月上旬に播種し、11月中旬に定植しました。収穫作業は2月15日からはじまり、最盛期の3月上旬には日量500玉の出荷を見込みます。
収穫作業は、栄さんと一希さんが協力して行います。午前9時から鎌や包丁を使いレタスを収穫した後、余分な水分を取るため、2~3時間そのまま乾燥させます。乾燥が終わったら自宅の作業場に運び、調製した後、フィルムで包み規格ごとに箱に詰め、JAくまがや北部営農経済センターの妻沼中央集出荷所に出荷します。
栄さんは「今作のレタスは、少雨による乾燥と低温の影響で、昨年に比べ生育は遅れているが、品質は例年よりも良好だ。シーズンを通して約5000玉の出荷を見込んでいる」と話していました。
出荷所を担当するJA北部営農経済センターの堀越雄介さんは「妻沼地区のレタスは柔らかくて甘みが強い。おすすめの食べ方はレタスのしゃぶしゃぶ。今後も同地区のレタスを多くの方に食べてもらえるようにPRしていきたい」と話しました。