ラグビーボール型カボチャ「ロロン」鉢上げ作業
熊谷市玉井地区の鯨井義之さん(44)は2日、ラグビーボール型カボチャ「ロロン」苗の鉢上げ作業を行いました。
「ロロン」はラグビーボール型に生育するカボチャで、肉質はきめ細かく、舌触りが滑らかで上品な甘みが特徴。熊谷市がラグビーの盛んな地域であることにちなんで、20年から市内の市場に出荷しています。
24年産は市内の生産者19人が合計114.7アール作付けし、シーズンを通して全体で1106ケース(1ケース10キロ)の出荷がありました。
鉢上げは、苗をトレイからより大きな鉢に植え替える作業で、苗の根が伸びるスペースを広げることで、生育を促進させます。また、生育が進んだ苗の倒伏防止や、根腐れを防ぐ効果もあります。
鯨井さんは「鉢上げにより根回りをよくすることで、生育を止めることなく移植作業に入れる。病害虫に強い『ロロン』を育てるためにも引き続き丁寧に作業を行っていきたい」と話していました。
鉢上げをした苗は4月中旬に8アールの圃場に移植する予定です。