マコモダケの収穫はじまる
熊谷市上新田の山崎秀良さん(43)は、23日から、秋が旬の野菜であるマコモダケの収穫をはじめました。
マコモダケはイネ科マコモ属の多年草で、黒穂菌という菌が花芽に作用して茎が筍状に大きく肥大したものを収穫します。
中華料理の食材として使われることが多く、食物繊維やミネラル、カリウムを豊富に含み、低カロリーであることから健康食品として注目されています。
山崎さんは、8年前からマコモダケを栽培しており、24年産は30アール作付けました。
3月中旬に水田に苗を定植、その後、水稲のように分げつし、2メートル近くまで成長します。収穫は機械ではなく全て手刈りで行います。
24年産は高温の影響で例年より生育が遅れており、シーズンを通して約300キロの収穫量を見込んでいます。
山崎さんは「マコモダケは甘みがあり、塩、こしょうで炒めるだけでもおいしい。ほかにも天ぷらやみそ汁の具、千切りにしてサラダで食べるのもおすすめ。多くの人に食べてもらいマコモダケの魅力を知ってもらいたい」と話します。
山崎さんのマコモダケは、10月末頃まで収穫作業が行われる予定です。