マコモダケの出荷はじまる
当JA南部営農経済センターの江南集出荷所にて6日より、秋の旬野菜であるマコモダケの出荷がはじまりました。
マコモダケはイネ科マコモ属の多年草で、黒穂菌という菌が花芽に作用して茎が筍状に大きく肥大したものを収穫します。
中華料理の食材として使われることが多く、食物繊維やミネラル、カリウムを豊富に含み、低カロリーであることから健康食品として注目されています。
江南地区でマコモダケを15アール栽培する、山崎秀良さん(42)は、7年前からマコモダケを栽培しています。
3月下旬から5月上旬に水田に苗を定植、その後、水稲のように分げつし、10月中旬頃収穫の最盛期を迎えます。
2メートル近く成長するため、収穫は機械ではなく全て手刈りで行います。
本年産は高温の影響で例年より生育が遅れているが品質は良好で、シーズンを通して約700キロの出荷を見込んでいます。
山崎さんは「中華料理だけでなく和食等の食材としても人気がある。おすすめの食べ方は炒め物や天ぷら。とても良い食材なので多くの人にマコモダケの魅力を知ってもらいたい」と話しました。
山崎さんのマコモダケは、1ケース4キロの荷姿で県内市場を中心に10月下旬まで出荷される予定です。