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ブルーベリー出荷はじまる

ブルーベリー出荷はじまる

 熊谷市江南地区で、6月上旬より特産品のブルーベリーの出荷が始まりました。当JAの農産物直売所で1パック300グラムと800グラムで販売。出荷は9月上旬頃まで続く見込みです。

 同地区ではかつて養蚕が盛んに行われていましたが、昭和60年代に桑畑だった場所にブルーベリーが植えられて以来、同地区の特産品として栽培されるようになりました。

 1987年に江南ブルーベリー生産出荷組合が設立され、現在の組合員は20人。品種はハイブッシュ系の「スパルタン」「ダロウ」「チャンドラー」やラビットアイ系の「ティフブルー」などを栽培しており、24年は組合合計で3364キロの出荷がありました。

 2007年には埼玉県特別栽培作物の認証を取得し、農薬や化学肥料の厳格な基準を守り、安全・安心なブルーベリーの生産に取り組んでいます。

 また、全農青果ステーションを通じて学校給食会への販売も行っています。

 同組合の持田守さん(72)はブルーベリー畑を父親から継いで今年で10年目。現在は15アール生産しています。本年産は7日から出荷をはじめ、8月上旬のピーク時には1日約15キロの出荷を見込んでいます。

 持田さんは「初出荷は昨年に比べ約1週間遅れたが、生育は概ね良好だ。これからさらに暑くなるため、天候に十分注意して灌水などの管理に気を付けていきたい」と話していました。