ビール大麦刈取適期診断
当JAは10日、西部営農経済センター管内にてビール大麦の刈取適期診断を行いました。
大里農林振興センター、埼玉県農業共済組合、JA担当者が参加し、生産者の圃場14カ所を巡回しました。
熊谷市で作付けしているビール大麦は「彩の星」。埼玉県の奨励品種で麦芽品質が優れており病気に強いのが特徴です。
当日は、ビール大麦の穂の角度や硬さ、色などから収穫に適した日程を診断し、圃場に刈取適期を記載した旗を立てていきました。
本年産のビール大麦は、2月までは暖冬により生育が進んでいたが、3月の気温が低かったため、現在は例年通りの生育状況になっています。
雨や風の影響により部分的な倒伏も見られるが、目立った病害虫等の影響もなく順調です。
各圃場の刈取適期を診断した結果、平均して5月15日前後が刈取の適期となりました。
今回の結果を参考に同JAの第2カントリーエレベーターで荷受け作業を開始します。
西部営農経済センターの営農相談員である田中秀樹さんは「本年は気温の乱高下が激しく不安定であったため、生育を心配したが、概ね順調だと思う。生産者に適期の刈取を行ってもらい、高品質なビール大麦を出荷してもらいたい」と話しました。
今後は5月下旬に小麦の刈取適期診断を予定しています。