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ネギの契約出荷はじまる

ネギの契約出荷はじまる

 熊谷市妻沼地区で11月中旬からネギの契約出荷がはじまりました。25年度は19人が取り組みに参加し、出荷が終わる来年4月下旬までに合計120トンの出荷を見込んでいます。

 利根川沿線の肥沃な堆積土壌で育った妻沼地区のネギは、柔らかさと強い甘みが特徴。市場からの評価も高く、農産物直売所でも人気の商品です。

 契約出荷は規格簡素化による生産者の労力軽減、生産拡大を目的として19年からはじまり今年で7年目。24年度は合計113トンの出荷がありました。

 熊谷市善ケ島でネギを栽培する大島伸之さん(48)は初年度から契約出荷に取り組んでいます。25年産は11月21日から出荷をはじめました。

 大島さんは「契約出荷は相場の変動もなく価格が決まっているため安定している。規格の簡素化による選別の省力化も魅力があり良い取り組みだと思う」と話しました。

 25年産から規格を「大」「中」「小」「B」の4つから「大」「小」「B」の3つに簡素化。さらに、契約先の要望により荷姿を従来のコンテナからダンボールに変更し、10キロ(皆掛け11.2キロ)以上で、週3回契約先である県内の卸売業者に出荷します。

 当JA園芸畜産課の太田京介係長は「25年産は夏場の高温と少雨によりネギが全体的に細い傾向にある。契約出荷であれば規格を簡素化しているため細さの影響を受けにくい。生産者にとって安定的な収入源になると思う」と話しました。