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ネギの作付け体系等の見直しのため栽培試験を実施

ネギの作付け体系等の見直しのため栽培試験を実施

 当JAは、熊谷市妻沼地区の特産品であるネギの栽培試験を関係機関と連携を取り計画しています。

 日本一暑い街として知られる同市では、夏場の猛暑による生育への影響で、ネギの出荷時期が年々遅れています。

 販売単価の高い年内の10月下旬から安定的に出荷ができるように、ネギの品種選定等について生産者からJAに要望があり、作付け及び管理体系を見直すため、生産者の協力のもと栽培試験を行うことになりました。

 今後、同地区のネギ生産者2人の圃場で、「夏柱」「項羽」等、合計6品種のネギを試験的に栽培する予定です。

 3日には同地区の浅見春男さん(72)宅で、栽培試験用のネギのは種作業を行い、大里農林振興センター、全農埼玉県本部、JA担当者が参加し作業を支援しました。

 は種作業では、プラグトレイに床土を入れた後、品種が混ざらないように、手作業で2粒ずつ種をまきました。今後、浅見さんが育苗し、5月中旬頃定植する予定です。

 浅見さんは「昨今の暑さの影響でネギの管理作業が遅れている。地域の生産者が年内に出荷できるよう今後も栽培試験に協力していきたい」と話していました。

 今回の試験を支援する大里農林振興センター農業支援部、技術普及担当の和田駿一主任は「暑さの影響で従来の時期に出荷できない状況を受け、生産者の協力のもと試験を行うことになった。年内出荷が安定的に可能となる作付け及び管理体系を示し、ネギ生産者の経営安定につながればうれしい」と話していました。