つるむらさき最盛期
熊谷市江南地区の南部露地野菜共販組合で、特産のつるむらさきが出荷の最盛期を迎えます。同組合の作付面積は60アールで、出荷は5月上旬から県内市場を中心に始まり、10月末まで続く予定です。
つるむらさきは熱帯アジア原産のつる植物。ビタミンやミネラルを多く含み、夏場の貴重な葉物野菜として人気があります。
同地区でつるむらさきを5アール生産する小澤三千子さん(81)は、早朝4時から収穫作業を始めます。収穫後は、袋詰め等の出荷調製作業を11時頃まで行い、当JA南部営農経済センターの江南集出荷所へ出荷。ピークの6月から7月の間は、1日10ケース(1ケース20袋 1袋250グラム)の出荷を見込んでいます。
小澤さんは「江南地区で約40年間つるむらさきを生産してきた。おすすめの食べ方は、おひたしや和え物。さっと茹でてポン酢をかけるだけでおいしく食べられる」と話しました。
南部営農経済センターの女ヶ沢孟士係長は「24年産は3月の気温が低かった影響で、発芽の遅れが目立ったが、6月に入り生育と品質ともに順調になった。今後も高品質なつるむらさきの生産に取り組んでほしい」と話しました。