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「栗の渋皮煮」販売開始

「栗の渋皮煮」販売開始

 当JAの農産物直売所ふれあいセンター江南店で10月中旬から栗の渋皮煮の販売がはじまりました。熊谷市江南地区の「こうなん農産加工倶楽部」が生産し、12月末頃まで店頭に並ぶ予定です。

 江南地区は栗の生産が盛んで、江南栗生産出荷組合に所属する生産者39人が、合計約8ヘクタール栽培しています。

 同組合の栗は、埼玉県特別栽培農産物の認証を受けており、節減対象農薬および化学肥料(窒素成分)を慣行の5割以下に減らして栽培を行っているのが特徴です。

 渋皮煮を生産する「こうなん加工倶楽部」は平成17年に設立し、現在は15人の女性部員が所属しています。独自の製法技術で生産する渋皮煮は保存料を一切使っていません。リピーターも多く、生産がはじまる前から問い合わせがあるほど人気の商品です。

 渋皮煮に使う「筑波」「石鎚」の赤栗は出荷組合からJAを通じて仕入れます。作業は全て手作業で行い、数ある生産工程の中で最も苦労するのが「渋抜き」です。重曹を入れたお湯に鬼皮をむいた栗を入れて茹で、渋皮についている太い筋を丁寧にとっていきます。一粒に対しこの作業を5~6回繰り返し行います。今シーズンは10月上旬と中旬の2回に分けて仕込みを行い、合計137本の渋皮煮を生産しました。

 「こうなん加工倶楽部」代表の飯塚恭子さん(75)は「一般的な渋皮煮に比べ甘さ控えめで作っているため、栗が持つ上品な風味が味わえると思う。江南地区の味をたくさんの人に味わってもらいたい」と話しました。

 ふれあいセンター江南店の小林明仁店長は「『こうなん加工倶楽部』の渋皮煮を店頭で買えるのは江南店のみ。数に限りがあるので早めの来店をおすすめしたい」と話しました。

 栗の渋皮煮は、内容量480グラム(固形量260グラム)1本1600円(税込)で、ふれあいセンター江南店で販売中です。