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農産物検査員育成研修に係る「はだか麦」現場実習

農産物検査員育成研修に係る「はだか麦」現場実習

 7月20日(水)、北部営農経済センター管内の妻沼西部出荷所にて令和3年度農産物検査員育成研修に係る「はだか麦」の現場実習が行われました。

 農産物検査員育成研修は農産物検査法施行規則に基づき行われ、農産物の生産、流通または検査の業務に1年以上従事した経験を有する者が対象となります。

 農林水産大臣が指定する基礎課程や試験、今回のような現場実習過程を経て農産物検査員として登録されます。

 研修の主催者はJAグループさいたま農産物検査協議会で、県内JAおよび全農埼玉県本部から研修生18名が参加しました。

 今回対象となった「はだか麦」は脱穀すると簡単に殻が取れるのが特徴。大麦に分類され、主に押し麦等の健康食品の原料として使用されます。

 熊谷市は「はだか麦」の作付面積が県内でも大きいことから、現場実習の場所として選ばれました。

 栽培品種は「もっちりぼし」と「イチバンボシ」で令和4年産は合計約36㌶の作付けがありました。

 現場実習では同JAの指導的農産物検査員が講師となり、検査方法や注意事項について説明を行いました。

 その後、研修生は「はだか麦」の分析を行い、整粒歩合を測定しました。

 研修生として参加した東部営農経済センターの森田友輝職員は「農産物検査は生産者の所得や品質向上に深く関わってくる。研修に真剣に取り組み、適正な検査が行えるよう今後も努めていきたい」と話しました。