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胡瓜の袋詰め農福連携活動

胡瓜の袋詰め農福連携活動

 当JA北部営農経済センター管内の妻沼中央出荷所にて3月中旬より農福連携の取り組みとして胡瓜の袋詰め作業がはじまりました。

 熊谷市めぬま園芸振興協議会ハウス部会の荻原正裕さん(49)は労働力の確保や労働時間の緩和として農福連携を活用できないかJAに提案。2021年の春より、地元の福祉施設である埼玉福興㈱や全農埼玉県本部、市場と連携し、農福連携の取り組みをはじめました。

 農福連携用に簡素化した規格にわけた胡瓜を荻原さんが出荷所に搬入し、参加者がそれぞれ決められた役割に沿って胡瓜を袋に詰めていきます。

 袋詰め作業を行った参加者は「胡瓜の袋詰め作業はやりがいがあるので毎回楽しみにしている」と話しました。

 荻原さんは「農福連携の取り組みは、就労の確保はもちろんのこと、農家にとっても雇用問題や労力削減等のメリットがある。出荷最盛期には夜なべをしないと作業が追い付かなかったが、この取り組みのおかげでピークも乗り切ることが出来る。同地区は大きな産地ではないが、農福連携を通して労力を確保し産地を守っていきたい」と話しました。

 JA園芸畜産課の太田京介係長は「胡瓜は収穫果実数が多く、収穫や調整作業に時間が掛かることや、生産者の高齢化が進んでいることから同JA内での作付面積が減少傾向にある。これに歯止めをかけ新規就農者を増やすためにも農福連携活動は重要な取り組み。今後も熊谷地域での農福連携活動を推進していきたい」と話しました。