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ジャンボタニシ防除対策研修会

ジャンボタニシ防除対策研修会

 熊谷市病害虫防除協議会は4月12日(火)、妻沼中央公民館にて熊谷市内で水稲を作付けしている生産者を対象にジャンボタニシ防除対策研修会を開きました。

 当日は生産者および関係機関等約100名が参加しました。

 ジャンボタニシとは俗称であり、正式名称はスクミリンゴガイ。大きいもので7~8㌢にもなる大型の淡水性巻貝で、タニシ科ではなくリンゴガイ科に属します。

 原産地は南米で1981年に台湾から食用として日本に持ち込まれました。1983年には熊谷市にも養殖目的で移入されましたが、泥臭く日本人の嗜好に合わなかったことや、養殖場から逃げ出した貝が稲に被害を及ぼし始めたことから有害動物に指定され輸入も禁止されました。現在国内での養殖は消滅しています。

 殻の高さ20~25㍉の貝の場合、稚苗(2葉期)の稲を1個体で1日10株程度食べてしまいます。熊谷市においても野生化した貝が稲に被害を及ぼしています。

 研修会では、全農埼玉県本部 営農支援部の上野敏昭技術参与より「スクミリンゴガイの生態と防除」について話があり、冬にできる対策として田んぼの耕耘により貝自体を壊す方法や、貝を掘り出すことで寒さにさらして凍死させる方法。また、田植前には、餌で誘き寄せて捕殺する方法や、水口、水尻にネットや金網を設置する方法。田植え後の対策として浅水管理や薬剤の散布等の紹介がありました。

 その後、当JA営農部 生産指導課の戸倉一泰技術参与より「市内における令和3年度の取り組み」として、水稲の出穂後に燐酸第二鉄粒剤(スクミンベイト3)を散布した結果について報告がありました。

 同協議会会長である当JA吉田公一代表理事組合長は「熊谷市でもジャンボタニシによる稲の食害被害が拡大している。この研修会を通し、ジャンボタニシの生態をよく知ることで、これ以上被害が拡大しないよう地域で連携した防除を行うことが必要。今回の研修会が生産者の水稲栽培の一助になれば。」と話しました。